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論文

2011年福島県浜通りの地震で活動した塩ノ平断層と活動しなかった車断層の断層破砕帯の特徴

青木 和弘; 田中 遊雲; 吉田 拓海; 島田 耕史; 酒井 亨*; 亀高 正男*; 瀬下 和芳

応用地質, 62(2), p.64 - 81, 2021/06

塩ノ平断層は、2011年4月11日に発生した福島県浜通りの地震(Mw6.7)によって、いわき市田人町旅人滑石から石住綱木北西に至る約14kmの区間に出現した、北北西から南南東へ延びる地表地震断層である。車断層は、塩ノ平断層の南方5kmに認められる断層であり、この地震時に地表変位は現れていない。最近活動した断層の近くに、同様の走向を持ちながらも活動しなかった断層があることから、新たな断層活動性評価手法の可能性を探るため、塩ノ平断層で2ヶ所、車断層で1ヶ所を調査地点として選定した。本稿では、それぞれの地域でこれまで実施してきた調査のうち、野外地質調査・ボーリング調査・コア観察・XRD分析・同位体分析・流体包有物分析・透水試験の結果について報告する。断層破砕帯の地質・鉱物・透水性などの特徴として取りまとめられた3地点で得られた成果は、断層の活動性を検討するための基礎的なデータとして活用される。

口頭

断層活動性評価手法の検討(断層の活動条件把握への新たな試み),1; 塩ノ平断層における全体計画と現状

青木 和弘; 田中 遊雲; 渡辺 貴央*; 瀬下 和芳

no journal, , 

断層活動性評価手法の開発を目指し、塩ノ平断層及びその南方延長部を対象として調査・分析を実施している。これまで露頭調査結果(亀高ほか2015)や破砕帯の摩擦特性(青木ほか2015, 2016)について報告しており、現在は原位置における応力状態を把握するために断層スリップ試験を実施している。断層スリップ試験では、試錐で確認した地下の割れ目の上下にダブルパッカーを掛け地上から高圧の水を注入して割れ目のずれを人工的に発生させ、その3次元変位量(マイクロメータからミリメーター)を測定できる装置および手法を用いる。試験は、マイクロメータースケールで断層変位や孔内圧力、誘発された地震波を計測し、断層帯の摩擦と応力状態の推定が可能であることから、断層の活動条件の解明に役立つものと考えている。本講演では、調査計画の全体概要及び断層スリップ試験の詳細について報告を行う。

口頭

断層の活動性と断層ガウジの化学組成の関係; 線形判別分析による試み

立石 良*; 島田 耕史; 丹羽 正和; 末岡 茂; 清水 麻由子; 菅野 瑞穂; 石井 千佳子; 石丸 恒存

no journal, , 

活断層と非活断層の大きな違いは最新活動後の経過時間であり、活断層が概ね百年から万年オーダーと考えられるのに対して、非活断層は十万年以上である。したがって、断層活動により生じる現象は両者とも同じであったとしても、その後の断層活動休止期間に生じる化学的な変化は大きく異なる可能性があることから、こうした現象が確認されれば活断層の認定に応用できる可能性がある。そこで活断層か非活断層かが既知である断層粘土の化学組成を、文献値と実際の分析により収集し、両者の化学組成による識別の可否を線形判別分析により検討した。今回の検討では、統計学的に妥当性の高い方法である対数比変換を元素の濃度に対して施した。赤池情報量基準に基づき選択された11元素によって、活断層45試料,非活断層51試料は96%の判別率で識別された。活断層の最新活動時期を新しいものからIからIV、非活断層をVと分けた時、判別得点はこの順に変化する。元素のなかでもTiO$$_{2}$$とP$$_{2}$$O$$_{5}$$は、最新活動時期が新しいものほど濃集する傾向が見られた。これらの濃集メカニズムと、長期にわたる減少メカニズムについては今後の課題である。

口頭

断層ガウジの化学組成の多変量解析を用いた江若花崗岩中に発達する活断層と非活断層の判別

立石 良*; 島田 耕史; 岩森 暁如*; 小北 康弘; 和田 伸也*; 國松 航*; 大塚 良治*

no journal, , 

これまで、日本の花崗岩質岩類中に発達する活断層(横ずれ断層)と非活断層(地質断層)の断層ガウジ試料の化学組成を用いた線形判別分析により、両者を高確率で判別できることが示されているが、逆断層タイプの活断層が非活断層側に判別される結果が含まれていた。本研究では、この結果が断層タイプの違いによるものか、岩体の違いによるものかを確認することを目的として、江若花崗岩中に発達する逆断層および横ずれ断層の活断層と、非活断層の断層ガウジ試料の全岩化学組成分析と線形判別分析を行った。その結果、活断層と非活断層の判別率はAICで選択された13(化学)成分および7成分のケースでは100%、3成分では90%となった。この結果は、逆断層,横ずれ断層の違いよりも花崗岩体の違いが判別結果に影響を与えていた可能性を示唆する。特に、Na$$_{2}$$OとGaは、含有量が活断層と非活断層で異なり活断層側で高く、Na$$_{2}$$Oの変動傾向と活断層と非活断層の関係について引き続き検討していく。

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